1920年アントワープオリンピック(1920ねんアントワープオリンピック)は、1920年8月14日から9月12日まで、ベルギーのアントウェルペン(アントワープ)で行われたオリンピック競技大会。アントワープ1920(Antwerp 1920、Antwerpen 1920、Anvers 1920)と呼称される。
第一次世界大戦の敗戦国であるドイツ、オーストリア、ハンガリー、ブルガリア、トルコは大会に参加することを禁止された。
ハイライト
ベルギーは第一次世界大戦で戦場となり、焦土となったところに8万人分の座席を持つ競技場が急造された。このため陸上トラックは軟弱だったが、オリンピック開催はベルギーの国家再建に大きく貢献した。
- 今大会から初めて選手宣誓が行われた。
- オリンピック旗が初めて掲げられた。
- フェンシングでネド・ナジが5つの金メダルを獲得した。
- 男子テニスの熊谷一弥が、シングルスおよび柏尾誠一郎と組んだダブルスで、日本人のスポーツ選手として史上初めてのオリンピックメダル(銀メダル)を獲得した。
実施競技
各国の獲得メダル
脚注
参考文献
- 工藤昌見(著)、酒田古文書同好会 編(編)「マラソンランナー 茂木善作」『方寸』第8号、本の会、312-318頁。 全国書誌番号:89008119
関連項目
- 国際オリンピック委員会
- 夏季オリンピック
- プロジェクト:オリンピック
- いだてん~東京オリムピック噺~
- 深海の街 - 松任谷由実のアルバム。冒頭曲「1920」の曲中に当時の五輪の状況を歌った歌詞が登場する。
外部リンク
- IOC Antwerp 1920 Page
- JOCオリンピックの歴史



