稲荷口駅(いなりぐちえき)は、愛知県豊川市駅前通三丁目にある、名古屋鉄道豊川線の駅。駅番号はTK03。
歴史
開業時から無人駅である。豊川線内で最も利用者が少ないため、かつては正月期間以外でも一部の列車が通過し、これを準急と称していた。
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 開業。
- 1982年(昭和57年)12月15日 - 閉塞方式変更に伴い列車の通行を右側通行から左側通行に変更。
- 2005年(平成17年)12月14日 - 駅集中管理システム開始及びトランパス導入。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造
交換設備を備えた島式ホーム1面2線の地上駅。駅舎へは踏切を渡って入る構造となっている。
駅集中管理システム(管理駅は国府駅)が導入された無人駅である。なお車椅子利用の際の連絡先は東岡崎駅である。駅集中管理システム導入以前から無人駅となっており、当時はホームのみの純粋たる無人駅であった。
分岐器はスプリングポイントのため、通過列車(現在はなし)で行き違いがない場合でも必ず左側通行となり、下り列車には駅進入・発車時に25km/hの速度制限がかかる(上りは35km/h)。全線開通前は一時期終点であったため構内が長く取られており、一般道の踏切も2箇所ある。1番線の諏訪町方出発信号機は当駅折り返し列車用であるが、長い間赤が点灯したままとなっている。
南側には2番線の豊川稲荷駅方から分岐する留置線があったが、ほとんど使用されることなく1990年代に順次撤去されている。
ホーム上屋部材の一部には隣駅の豊川稲荷駅とともに、1897年カーネギー鉄鋼会社製のレールが使用されている。
配線図
利用状況
- 『移動等円滑化取組報告書』によると、2019年度の1日平均乗降人員は1,045人である。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は943人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中230位、 豊川線(5駅)中5位であった。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は653人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中259位、 豊川線(5駅)中5位であった。
『愛知県統計年鑑』、『豊川市の統計』各号によると、一日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
豊川線の駅では最も利用客が少ないが、近年は増加傾向である。
駅周辺
- 豊川稲荷 ※正式名称は豊川閣妙厳寺
- フィール豊川店
- サンヨネ 豊川店
- DCM豊川東店
- ライトオン豊川店
- ジーンズショップヤマト豊川店
- ハローワーク豊川
- 豊川年金事務所
- 豊川高等学校 ※豊川稲荷駅からより若干近い
- 美和通
- 千歳通
- 駅前通
隣の駅
- 名古屋鉄道
- TK 豊川線
- □快速特急・■特急・■急行・■準急・■普通
- 諏訪町駅(TK02) - 稲荷口駅(TK03) - 豊川稲荷駅(TK04)
- □快速特急・■特急・■急行・■準急・■普通
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 稲荷口駅 - 名古屋鉄道


