バヌアツは、1人あたりの言語的な密度が世界で最も高い。

人口30万人のバヌアツに、原住民の大洋州諸語138言語が存在する。

さらに、現代において、国の公用語である英語、フランス語、ビスラマ語を含む新たな言語がもたらされた。

最近の移民により、より多くの言語がもたらされた(サモア語、客家語、官話など)。

非常に多言語な国家

原住民語

諸島には100を超える現地の言語が広がっている。

バヌアツは、1人あたりの言語的な密度が世界で最も高い。現在、1つの原住民語に対して平均して1,760人ほどの話者がいることになり、歴史的には最低565人を経験した。パプアニューギニアのみが近付いている。一部の言語は非常に危機に瀕していて、一握りの話者しかおらず、実際にいくつかの言語が絶滅している。しかし、一般的には、ほとんどの原住民語に話者が少ないにもかかわらず、特に絶滅の危機に瀕しているとは見なされていない。

ビスラマ語

英語のクレオール言語であるビスラマ語は、パプアニューギニアのトク・ピシンや近縁のクレオール言語に似ており、ポートビラやルーガンビルなどの都市部のen:Ni-Vanuatuの多くの第一言語で、バヌアツ諸島の他の地域では最もありふれた第二言語である。

最近では、ビスラマ語の使用で原住民語が侵食され、話者が1999年から2009年の間に73.1%から63.2%まで減少している。

バヌアツの公用語で、ビスラマ語が最も話され、次いで英語、最後にフランス語である。

英語とフランス語

イギリスとフランスの共同統治の時代から、学校で英語またはフランス語が教えられている地域の間には、まだ非公式の境界線が存在する。英語は2%ほどの人々の第一言語であり、1995年の1%ほどから上昇した。十分に教育を受けた成人の数に基づくと、62%ほどの人々が第二言語として英語を話す。フランス語は0.6%の人々の第一言語であり、SILの数値が比較できる場合、3%以上も減少している。31%ほどの人々が、少なくともフランス語で簡単な文章を読み書きできる。

国の人口の多数派(2009年に63.2%)が第一言語として原住民語を、ビスラマ語を第二言語として話している。英語とフランス語については、公式の地位に関わらず、第三のサークルに属している。

バヌアツの原住民語一覧

バヌアツには100を超える原住民語が存在している(138言語)。これらの中で、3言語が直近数十年で絶滅している。多くが島の名前から名付けられるが、一部の大きな島にはいくつかの異なる言語が存在している。エスピリトゥサント島とマレクラ島が、言語的に最も多様で、それぞれ20ほどの言語が存在する。

一部の言語名は統一された言語ではなく方言連続体を指す。例えば、en:Uripivはマランパ州のいくつかの島にまたがって話される方言連続体である。このような場合、多くの言語を集計しなければならないという決定が、いかにも悪名高く困難であり、論争の対象になる時もある。後述の112言語の一覧は、これらの難しさに部分的に依存して、文献で示された他の数と異なる可能性がある。

全ての原住民語は大洋州諸語である。エマエ語、メレ・フィラ語、フトゥナ・アニワ語の3言語がポリネシア諸語のフトゥナ諸語である。残りは南大洋州諸語の3グループに属する。

  • en:North Vanuatu languages
  • en:Central Vanuatu languages
  • en:South Vanuatu languages

エスノローグ

エスノローグによるバヌアツの原住民語の一覧である。これらはまだ話されているか、最近まで話されていた。それぞれ対応する Ethnologue の項目と en:OLAC のメディア資料リストへのリンクも掲載する。

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François et al. (2015)

The following list of 138 Vanuatu languages is from François et al. (2015:18-21).

備考

参考文献

  • Crowley, Terry (2000), “The language situation in Vanuatu”, Current Issues in Language Planning 1 (1): 47–132, doi:10.1080/14664200008668005, オリジナルの2007-09-27時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20070927230407/http://www.multilingual-matters.net/cilp/001/0047/cilp0010047.pdf 2021年4月1日閲覧。 
  • François, Alexandre (2012), “The dynamics of linguistic diversity: Egalitarian multilingualism and power imbalance among northern Vanuatu languages”, International Journal of the Sociology of Language 2012 (214): 85–110, doi:10.1515/ijsl-2012-0022, http://alex.francois.online.fr/data/AlexFrancois_2012_NorthVanuatuSocioling_IJSL.pdf .
  • François, Alexandre; Franjieh, Michael; Lacrampe, Sébastien; Schnell, Stefan (2015), “The exceptional linguistic density of Vanuatu”, in François, Alexandre; Lacrampe, Sébastien; Franjieh, Michael et al., The Languages of Vanuatu: Unity and Diversity, Studies in the Languages of Island Melanesia, Canberra: Asia Pacific Linguistics Open Access, pp. 1–21, ISBN 9781922185235, https://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.730.9327&rep=rep1&type=pdf .
  • Lynch, John; Crowley, Terry (2001). Languages of Vanuatu: a new survey and bibliography. Pacific linguistics 517. Canberra: Pacific Linguistics. doi:10.15144/pl-517. hdl:1885/146135. ISBN 0-85883-469-3. http://sealang.net/archives/pl/pdf/PL-517.pdf 

外部リンク

  • Ethnologue report for Vanuatu, including maps
  • Linguistic map of Vanuatu (source: François et al. 2015).

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