2002年イタリアグランプリ (LXXIII Gran Premio Vodafone d'Italia) は、2002年F1世界選手権の第15戦として、2002年9月15日にモンツァ・サーキットで開催された。

決勝

11番手スタートのトゥルーリはフォーメーションラップで出遅れたため、最後尾スタートになる。 スタート後、モントーヤとサイド・バイ・サイドで1コーナーに飛び込んだラルフは、接触を避けようとシケインをショートカットしトップに浮上する。以下、モントーヤ、バリチェロ、シューマッハ、ライコネン、アーバイン。接触によりフロントウイングを破損したクルサードが緊急ピットイン。

4周目、ショートカットでトップに立ったラルフにFIAからモントーヤを前に行かせる指示が出たためパラボリカトップを譲ったが、直後にエンジンブローでリタイア。モントーヤのスピードが一瞬緩んだ隙をついてスリップストリームに入ったバリチェロが1コーナーでトップを奪うことに成功。

6周目、シューマッハがモントーヤをホームストレートでパスし2位に浮上する。

16周目、アスカリでデラロサとマッサが接触。デラロサは左フロントタイヤがバーストしたためリタイアし、マッサも翌周にリタイア。

19周目、トップのバリチェロがピットインし2位でコース復帰。6位走行中のパニスもピットイン。

28周目、トップのシューマッハがピットインし3位でコース復帰。5位走行中のアーバインもピットイン。

30周目、2位走行中のモントーヤがピットインし3位でコース復帰。4位走行中のライコネンがエンジンブローによりリタイア。

33周目、モントーヤが緊急ピットイン。サスペンショントラブルによりリタイア。

37周目、トップのバリチェロが2回目のピットインを行いトップのままコース復帰。

39周目、パニスがパラボリカでアーバインをパスして3位に浮上し、41周目に2回目のピットインを行い6位でコースに復帰する。

53周目、フェラーリがワンツーフィニッシュ。1ストップ作戦のアーバインが3位表彰台、トゥルーリが4位、バトンが5位。パニスはクルサードを抑え切り6位入賞を果たした。

なお、デラロサと接触をしたマッサは危険行為と見なされ、次戦アメリカグランプリのグリッドを10番手引き下げられるペナルティを受けた。

その他

  • ラップリーダー:ラルフ・シューマッハ 3 (1-3), ファン・パブロ・モントーヤ 1 (4), ルーベンス・バリチェロ 40 (5-19, 29-53), ミハエル・シューマッハ 9 (20-28)
  • このレースはアメリカ合衆国においてABCスポーツが中継した4戦の内の3番目のレースであった。他の3戦はモナコ、カナダ、アメリカグランプリであった。
  • ファン・パブロ・モントーヤが達成したポールポジションは、平均速度 259.528km/h と、F1史上最速であった。
  • このレースはジャガーにとって2度目かつ最後の表彰台獲得となった。
  • このレースは2002年シーズンにおいて唯一、フェラーリ、ウィリアムズ、マクラーレン以外の車両が表彰台に上ったレースであった。

第15戦終了時点でのランキング

  • 太字はワールドチャンピオン
  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

脚注

外部リンク

  • Official 2002 Italian Grand Prix results from FIA website and Formula1 website.


2002 Italian Grand Prix practice Monza, Italy. 13th September 2002

2002 Italian Grand Prix practice Monza, Italy. 13th September 2002

Gran Premi 2002 Calendario F1 Formula1.it

2002年 イタリア対韓国の憎悪 /世紀の大誤審と呼ばれた試合

2002 Italian Grand Prix Formula 1 Photo